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ロンドンオリンピックの真の優勝国は北朝鮮!?(一部創作含む)

日本の金銀銅を合わせたメダル数は38個で過去最高。参加国中6位に入った。今大会はまず「成功」といえるだろう。その選手たちを祝福する凱旋パレードでは50万人が銀座に集まった。ちなみにメダル数で1位のアメリカが104個、2位の中国が88個だ。

このような中、8月8日付け朝鮮中央通信(北朝鮮)が「ロンドン五輪の真の優勝国は朝鮮」と報じた。確かに普段見ることのない北朝鮮の選手が、柔道や重量挙げなどで活躍する場面は印象に残った。しかし、この根拠はどこにあるのだろう?

同メディアは「国別人口数などから見ても、他国に比べて圧倒的に優勝」としている。そこで国別の金メダル獲得数と人口を調査したのが下の表である。金メダル4個以上獲得した20カ国で、人口を金メダル数で割って、金メダル1個あたりの人口を求めたものだ。値が小さいほどいい。

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北朝鮮は、20か国中13位。同胞の韓国にも及ばない。上位に4位の主催国イギリス、6位のカザフスタンなどがいる。この結果をどう理解すればいいか、元JOC委員で国際アマチュアスポーツについて著書もある中曽根慎太郎さんに伺った。

「いま、メダル数とGDPの関係が国際的に注目されています。北朝鮮は、口には出しませんが、他国のように金に任せてメダルを取ったのではないと言いたいのでしょう。」

北朝鮮のGDPは20か国中ジャマイカに続いて小さく、日本の200分の1程度だ。このことを考慮すれば、貧しい中で勝ち取った金メダルは「他国に比べて圧倒的に優勝」となりうるのである。

スポーツにも詳しい経営コンサルタントの石原康弘さんは、「国を会社に例えるなら、アメリカや中国は資金力のある大企業。北朝鮮は超ワンマン社長の貧しい零細企業です。金がかからず、体重別の種目に集中するなど明確な戦略で、逆境の中でも金メダルというヒット商品を出したといえます。成功した選手への過剰な待遇などに問題はありますが・・・。」

この国に対する思いは複雑だ。しかし選手たちの努力はたたえるべきだろう。仮に満足できない環境であっても、工夫と努力によって栄冠は勝ち取れる。苦境にあるビジネスマンにも参考になる話だ。
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コメント 1

オソソピック

ジャマイカの方が上では?
それでも北朝鮮はGDPの割にはすごいのかもしれないけど。
by オソソピック (2012-08-29 07:57) 

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